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杉の子会だより 第4号1995年(平成7年) 5月発行 ピカピカの1年生からはや一年。学校にもずいぶん慣れて集団登校もみんなと一緒に 行けるようになりました。宿題も、みんなが日記を書く時には国語の教科書を視写 しています。最初は1ページ書くのにもすごく時間がかかりましたが、だんだんと 速く書けるようになり、ひらがなもほとんど覚え、簡単な絵本は自分から読めるように なり(ひろい読みですが)気に入った本を袋に入れて持ち歩いて、ことあるごとに 読んで、今ではそらで言う時もあります。公文教室も週に2回ですが、一年間ほとんど休まずに通うことができました。 絵で入選をもらったり、掃除で「がんばったでしょう」をもらったりもしました。 自分のおやつだけですがお金を持って一人で買いに行けるようになったりと 生活面でもすごく成長しましたなあと思います。家では相変わらずまめで みんなの世話をやいています。民宿をしているのでお客さんがあったりすると 「ごはんできたよ〜」と呼びに行ったりして愛想をふりまいています。 これからも今のまま生き生きとしたたまきでいてほしいです。 杉の子会二周年を迎えて感じることは、今まで都合で出席できてなかった人が、 積極的に出て来てくれたり、欠席のときでも電話をかけてきてくれて、 いろいろな話ができたりと、だんだんと輪が広がってきた事、嬉しく思っています。 新しい会員さんも増えた事ですし、これからも会員同士のつながりを 大切にしながら一歩ずつ前進していけたらと思います。わが子たまきは、 南小に入学して一年がたちました。地域の中でみんなと共に育っていって ほしいという親の想いが通じたのか、先生方も全員で取り組んで下さった おかげで、毎日喜んで学校へ行っています。入学したての頃は、たまきのことを 好奇心の目で見ている子もいましたが、だんだんと慣れて、この頃では どの学年の子も「たまちゃ〜ん」と相手をしてくれます。一年間の行事を とってみてもたまきなりに一生懸命やり、父兄の方々から感激したと いう言葉を聞くと嬉しく思ったものです。バレンタインデーに5人の女の子から チョコをもらえたのも、みんなの中にいるおかげかな・・・。 障害者にやさしい社会は、子供の頃からの積み重ねだとつくづく思うと共に、 たとえ障害児が生まれても、親が落ちこまなくてもよい社会になるよう、 私達も努力しなければと思います。 |