たまちゃん
〜地域の中で生きる〜

杉の子会だより 第5号

1996年(平成8年) 5月発行

 昨年の8月に私が入院した時、一番心配だったのはたまきのことでした。 でも家族の協力とヘルパーさんのおかげで、さみしがることもなく過ごすことが でき、ひとまわりもふたまわりも大きくなったように感じました。最近は 自己主張が強くなり、自分の言いたい事を言葉で伝えようと一生懸命で、 その場にあった言葉がポンポンと出てくるようになり、会話らしきことが できるようになりました。学校では配りの係りにしてもらったおかげで、 同級生の名前をほとんど覚えました。友達との関わりが一段と広がり、 自分からチョッカイを出したり、世話をやいたりしているそうで、 放課後みんなと遊ぶのを楽しみにしています。電話にも興味が出てきて、 休日になると、「○○ちゃんあそぼ。」と電話をかけ、「いいよ。」と 言われると喜んで遊びに行きます。おやつがほしい時は、「お母さん、 お金百円。」と金額が出てくるようになりました。たまきを理解して くださる父兄の方々も増え、みんなの中で地域の中でたまきは 根をはろうとしています。親もできる限りの働きかけをしなければと 思っています。

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