杉の子会だより 第6号
1997年(平成9年) 4月発行
たまきのこの一年間の成長といえば、第一に学校側の協力のおかげで
登下校の自立ができたことです。毎日片道30分の道のりをみんなと
一緒に歩いています。第二は、一人で電話がかけられるようになったこと。
学校が終わると、テレフォンカードで、「もしもし、たまきです。お母さん、
終わった。あるく。(歩いてかえる)」ちょっぴり歩くのがいやな時は
「えらい、歩けない。むかえにきて。」「歩いて帰っておいで!!」
「なんでよ〜。歩けないって。」とこんな調子です。第三は今まで以上に
友達との関わりを求めるようになり、休みになると同級生の家へ電話。
断られると次々とかけてダメだとしょぼん。「いいよ、遊びにおいで。」
と言われると大喜びで「お母さん送って。」第四は料理が大好きで、
ガスやレンジの使い方を覚えよく手伝ってくれます。周りの子供たちが
「たまちゃん大なわ二回飛べたよ。」「版画で入選してすごいな。」と
プラス面を認めてくれると親の方が嬉しくなります。どうか大きくなっても
こんな関係が保てる社会でありますようにと願ながら、徳田先生の
「わが子を変えるんではなく、周りを変えていく。」の一言に責任を
感じます。